ショックである……
というのも、今回購入した“最前線物語”ザ・リコンストラクションは、単なる未公開シーン追加ヴァージョン等といった生易しい仕様ではなかったのだ。
そもそも全4時間にわたるフィルムを、当時の配給会社の都合とはいえ約半分の2時間弱にカットしてしまったのである。
こうなってくると、まるで別の作品――とまでは言わないが、明らかに作品の完成度が桁違いになってくる。
勿論、それが熱心なスタッフやファンにとって、長らく遺恨となっていたんだろうね。
このたび25年もの歳月を経て、遂に故サミュエル・フラー監督の遺志をついだ1人のプロデューサーが、台本や監督自身の発言を元に、たっぷり3時間の尺をとって編集しなおしたのであ〜る(映画界におけるフラー監督のカリスマ性って、やっぱ凄いんだねぇ)
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