そしてこの刀(新選組)の魂を明治の世になってもなお灯し続けるのは、1人で鉄砲隊に突っ込んで大暴れした斉藤一なのである(この辺が表現として、ホント良く出来ているよな)
もう、真正面の熱血である。
確かに清水演出は過剰だし、クサイ。
ここで在りがちにマトリックスを引き合いに出して、偉そうに扱き下ろす事は容易だ。
しかし、今回の清水演出――個人的には全然オッケーだぜ!
理由は前述したような意味を充分に感じるからだし、何よりもクライマックスに向けてコレくらいの気概が作品のムード的に必要だと思うからだ。
ただでさえ破滅へ向かう物語なんで、陰鬱になりがちなんだからさ。
こんな展開に身を委ねる主人公たちだからこそ、その精神性はひたすらポジティブであって欲しいのよ。
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