VF-1S 一条輝機 with ストライクパーツ
〜やまと 1/60 マクロス 完全変形
超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか より

- 敵総指令を正面撃破した名機 -

 量産機が大金星を挙げる場面ってのは、何とも観ていて胸がすくモノである。
 例えそれが多少インチキ臭い、いわゆる“主人公補正”の賜物であったとしても、だ(笑)

 マイクロミサイルをばら撒きながらゼントラーディ旗艦に突入し、その中枢部で総司令ボドルザーに対してガンポッド+四連頭部レーザー砲+ツインビームカノンの一斉射撃をするのである。
 ミサイル・ガトリング・レーザー・ビームといったSF的武装をフルに使用して、敵ボスを倒す主人公メカなんて、滅多な事じゃ観られませんぜ。
 加えて巨人とサシで向かい合う構図は、飛行機がわざわざロボに変形する妙な説得力にもなっているしの。

 そもそもこのスーパー&ストライクパックって、どーみても大気圏では飛べなさそうなトコロ(=宇宙専用)が、個人的にはタマランのである。
 スペース1999のブースターイーグルじゃないが、当初の設計プランにはない泥縄的な強化案っていうかね。
 着陸時にはみっともない前傾姿勢になってしまうとか、もう最高。

 つかオレにとっての劇場版マクロスとは、冒頭のアームから発進するバルキリーに始まり、クライマックスの「任務完了、これより帰還します」で終わるんだよな(後は意表をついた柿崎機の撃墜とか)
 ミンメイ? ラブストーリー? 歌が決戦兵器?
 ――いえいえ、そーいうのは全く眼中にありませんから(笑)
 
 たまたまデフォールドした先が地球だったとか、燃料補給もままならない状態でどーやったらあんなに飛びまわれるんだとか、わざわざ毒が集中していそうな部分から魚を食うなとか(笑)、まぁ、マジメに観たら大変な事になる作品ではあるんですがね。
 やはりバルキリーの存在感だけは、認めざるを得ないんであります……つか、大好き。

 フォッカー、マックス、輝といった主要人物の飛び方が、各々明確に違うってのも素晴しい。
 ここまでパイロットの個性をメカアクションに反映したアニメ映像は、減多な事じゃ見られませんぜ。
 ――板野一郎は、まさに天才だね〜


2008年12月29日(月) 






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