追跡戦闘車とは、実に旨いネーミングである。
ターゲットを追跡するだけではなく、車両そのものが戦闘行為をする、という意味において、実に的確な表現とも言えよう(追跡のみに特化しているのがパトロール車=チータ)
前面に集中した銃火器武装と追突用バンパー。
対ショック〜対防弾を考慮しているのかフロントガラスは存在せず、ディスプレイ映像での操車のみとなっている。
で、新追跡戦闘車ともいえるこのライノは、さらに後部キャリアーにラムジェットエンジンを搭載していたりと、何とも極悪な仕様となっているのだ。
ホンマ、漢心をくすぐるスペックをした車両であるよの(笑)
肝心の見た目(デザイン)も、流麗でありながらも実にタフなボリュームをしており、旧SPVに勝るとも劣らない存在感を堅持しているのだな。
新キャプテンスカーレット第7話〜“奪われたライノ”などは、特に必見。
ミステロンに奪われたライノが原子力発電所に特攻しようとするエピソードなのだが、これが実に凶悪なのだ(笑)
暴走するライノの足を止めようと、スカーレットたちがファルコンやハミングバードで空から懸命に攻撃を仕掛けるんだが、もう全然ビクともしないんでさ。
発電所のガードシステムをミサイルやバルカンで次々に粉砕しながら、前部バンパーで物理的に突破していくライノのおっそろしい事!
まぁ『どんなに素晴らしい道具であっても、使用法を誤れば大変なことになる』という、典型的な訓話なのだろうけど。
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