ロータス・エスプリ 〜スカイネット 1/18 ダイキャストミニカー
007 私を愛したスパイ より

- いつか夢見たエスプリを -

 以前日記にも書いたが、中学生当時のオレにとっては、まさに夢のマシンだったのだな、このロータス・エスプリは。

 ムロン、水陸両用車ってとこに何よりも惹かれていたのだがね〜
 “何とはなしに、個人で運用できそうな潜水艇”ってところが、このビークルの重要なポイントなんである(ドイツ軍のシュビム・ワーゲンなんかも、すげぇ好きだったし)

 そりゃ無知なガキのレベルで考えてみても――
「メンテナンスが大変そうだなぁ」とか、
「洗車をしっかりやらないと魚臭くなるだろうなぁ」とか、
あまつさえ「車体にフジツボとか張り付いたらイヤだなぁ(笑)」だとか、実際的な問題が山積みなのはわかっていたよ。

 それでも「“このマシン”があったら……もし自在に操れるなら、オレは何処に行けるんだろう?」――等と夢想しては、1人ワクワクテカテカしていたのである(今思えば、かなり現実逃避型な少年期を送ってたんだね〜)
 で、結局当然のように“何処にも行けないまま”月日が流れ、そして現在――

 ヴァージンの社長が成し得た何ともスンバラシイ偉業を横目(←)で生暖かく見守りながらも、何だかんだでボンドカー・エスプリのダイキャスト・モデルをチャッカリしっかりHobbitで予約購入しているオレなのであった(笑)

 う〜む……このアイテム、完全変形を謳ってはいるが、やっぱ差し替えパーツが殆どなのは残念。
 そんなムチャクチャな変形機構では無いと思うんだがなぁ……
 日本製“超合金魂”の異常なまでに拘った変形ギミックを知っているから、余計に悔しいッス(“新世紀合金”と同じく海外メーカーの輸入品なんだよね、コレ)
 せめてステアリングくらいは切れるようにして欲しかった。
 こういった志向性を持ったボンドカー・エスプリのアイテムなんて、他ではそうそう企画されるチャンスがないだろうし。

 とはいえ、タイヤがキチンと内側に折畳まれるギミックには、何とはなしに感無量(笑)
 フロントからは銛の発射口も開くし、後部の4連スクリューはメカニック的にも圧巻。
 肝心のシルエットも、エスプリの繊細にして流麗なラインは見事に再現されているしね。
 通常モードもサブマリン・モードも、どちらも非常にカックイイ!

 しかし変形をさせるのがヒジョーにメンドクサイ……
 加えて、オモチャとしての耐久力があまりなさそうなので、そう頻繁には“ガチャガチャ”ができないのである。

 ……結局、ケチをつけるのな(苦笑)
 それもこれも、こちらの思い入れがあまりに強いせいである。

 だが、値段がそんなに張るワケでもなし――
 “完全変形エスプリ”に興味がある人だったら、今回のアイテムが一期一会になるかもしれないって事で、とりあえずお薦めしますよ、うん。




2006年2月12日(日) 





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