だもんだから正直言って、昔観た時に面白いと感じた自分への自信が、かな〜り揺らいでいたのよねぇ。
だが、オレはやはり間違っていなかった!
とはいえ、観る人をヒジョーに選ぶ映画だってのも、これまた事実である(笑)
まず、表層的に“マジメ”なつくりの映画ではないのだ。
物語からキャラクターまで、全てがパロディであり、コメディなんである。
そもそも007〜ジェームス・ボンドがオリジナルを含め、この映画では都合7人も登場するのだ(うち女性が3人)
もう、この時点でマジメに物語を追うのが空しくなってくる(笑)
当面の敵は犯罪情報組織“スメルシュ”であり、その“スパイ撲滅作戦”に対する反攻である。
そこで白羽の矢がたったのが、既に引退したオリジナル007(デビッド・ニーブン)だ。
しかし既に老境に入ったボンドは、自分の代行を務める新たな007たちをスカウトするのだった――
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