コロニアル・ヴァイパー & サイロン・レイダー
〜コナミSFムービーコレクション
宇宙空母ギャラクティカ より

“ギャラクティカ愛”

 久しぶりに食玩に震える。
 コナミのSFムービーセレクション“宇宙空母ギャラクティカ

 愛である。
 この精巧さ、クオリティは、もう製作者側の“愛”以外にありえない(コナミのHPに行って製作者のコメントを読むと、このアイテムにかける情熱がヒシヒシと伝わってくる))
 確かに、全体的に小振りの作りだし――
 マーキング違いのレアアイテムばかりで、全8種類を謳いながらも、実際はたった5種類だったりする。
 しかしそういった不満も、この出来の良さの前に木っ端微塵に吹き飛んでしまうのであった。

 とにかく今回一番の出来は、コロニアル・バイパーだろう。
 ディティールはもう完全再現されており、コクピットまわりもグレイト!
 キャノピーは別パーツで、パイロットもしっかりと造りこんである(あのファラオヘルメットにブラウンのジャケットが、キチンと判別できるのだ)
 三基あるエアインテイクも、何と奥にあるフィンまで再現されており、こうなってくると驚くよりも先に呆れ果ててしまうよ(笑)
 無論、塗装も非常に細かくリアルなウェザリングがされており(墨入れも結構繊細なカンジ)、オレが知る限りの――このハイレベルなSFムービーセレクションシリーズにおいても、ダントツに歴代最高のクオリティだと断言できる!

 次いでサイロンレイダーも、バイパー程ではないが高クオリティ!
 箱買いしてバイパーもレイダーも当然の如くダブったが、これだけの出来だと保存用として非常に重宝するッス。
 つかこの2アイテムほどの出来なら、それが好きなビークルだった場合、1個1000円……いや1500円でも躊躇なく購入するなぁ(ポリス・スピナーとかだったら、このサイズでも2000円までは出す(笑))

 で、母艦の方もギャラクティカといいサイロンベースといい、これまた非常に細かいディティールが再現されている。
 その昔高額をはたいて購入した米モノグラム製のプラモよりも、どーみても出来がイイのはどーいう事だ?(苦笑)
 ギャラクティカはやはり両側面にズラっと並ぶバイパー発進口の忠実な再現が嬉しいし、これで後部の着艦デッキがもう少し凹んでたら最高だったのだが。

   ただこの母艦2隻にはちょっと不満があったりする。
 ギャラクティカの方は、アイテム自体が小さ過ぎ。
 サイロンベース(これがまたバカデカイのだ)とスケールを合わせたせいかもしれないが、それにしてもなぁ……。
 やっぱ“バトルスター”っちゅう位だから、もう少し迫力が欲しいところだね。
 もっともギャラクティカとサイロンベースを向き合わせて所謂“最終回決戦ゴッコ”をするには、確かに同スケールでないとイカンのだろうが――つか、おそらくそこまで考えていたとしたら、この商品製作者はやはり生粋のオタクだと完璧に断言(笑)(レアアイテムのペガサスもサイロンベースに特攻かけてるしなぁ……ちなみにレアアイテム、私はアトランティアが出ました)

 で、サイロンベースのマイナスポイントはというと、これまた何ちゅーか……ウェザリングが殆ど施されてないのだ。
 気になったんでDVDを引っ張り出して観なおしてみると、このサイロンベース――確かにそんなには汚れて見えないんだよね……。
 忠実に再現してくれんのは有難いんだけどさ……でもさ、やっぱりなぁ……う〜む、何やら複雑な心境である。

 ――といった具合で、サントラを聞きながら、気分は今更ながらにギャラクティカな一時であった(笑)
 このSFムービーセレクション・シリーズ、次回ラインナップは告知されてないが、気張って続けていって欲しいものである。

 つかコナミの開発担当・吉橋さん、頑張ってくださいな。
 ワタクシ、付いていきますよ〜趣味が合う範囲においては(笑)




2005年3月28日(月) 


    


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