SPV追跡戦闘車 〜ミラクルハウス新世紀合金
キャプテンスカーレット より

- 玩具とレプリカ -


















 先日ネットで予約していた“新世紀合金〜追跡戦闘車(SPV)”が届く。
 とにかく大好きなビークルなので、かな〜りワクワクしながら開封したのだが……

 う〜む、微妙(笑)

 造型は悪くない―― つか、かなりイイ。
 今までに、都合4台のSPVを所持していたのだがね(我ながらなんだかなぁ)
 あの独特の車体ラインといい、エアインテイクの作りこみといい、後部キャタピラといい、2重構造の車輪といい――
 そのどれをとっても、今回の“Enterprise版SPV”が最高のクオリティなのは間違いなかろうて。

 じゃ、何が不満なのか?
 既にこのアイテムをゲットしたヒトなら、もうお解かりでしょ?(笑)
 何と筋掘りが殆どなく、ブラシで極めて大雑把に墨入れしてあるだけなのだな。

 ヲイヲイ、今時これはないだろ?
 ――などと突っ込みを入れながらも、パッケージ写真を良く見ると、実は本家本元にも“筋掘り”が無いことに気付く。

 そんなバナナっ!(多少、気が動転しているらしい(苦笑))

 で、慌てて他の資料を探すが、やはり筋掘り“有り”のプロップは確かに存在するのだ。
 しかしパッケージ写真以外にも、筋掘り無しの画像はあるみたいだし……

 ふ〜ん、なるほどねぇ……そーいうことか。

 “キャプテン・スカーレット”撮影当時のSPVプロップは、当然複数台あったのだろう。
 で、ここからは推測なのだが、筋掘り無しは“小さい方”のプロップだったんじゃなかろうか?(ラジコン仕様で劇中を縦横無尽に走りまわっていたヤツである)
 そしてオレらのイメージとして刷り込まれている“筋掘り有り”は、アップ撮影用の“大きいプロップ”だったと。

 そー考えれば、今回のアイテムの多少色褪せた塗装も納得出来るのだ。
 つまり“現存するSPVプロップ”の、ある意味忠実なレプリカなんでは?
 同社で制作されている“イーグル”も、どうやら同じように“当時のプロップ再現”がコンセプトみたいだしね(今度発売される巨大イーグルも、昔スターログに載ってたブライアン・ジョンソンの撮影スナップに写っていたヤツと同じモノなんだろう)
 だとすれば、ホントはSPVのコクピット開閉ギミックなんて付けたくなかったんだろうなぁ。
 アレって、絶対“アップ撮影用”だと思うしさ。
 まぁ、コクピット回りの再現は、この値段の“玩具”としては最低限の必須条件だったのかも。 

 と、以上のように考えていけば、今回の“筋掘り無し”SPVも、これはこれでありかな、と。
 ただサイズ的にこの値段は、どー考えてもボッたくられている気がしないでもないがな(笑)

 でもイイのさ!
 この手のビークルでは1〜2を争うほど大好きな車両だし、アイテムごとにコンセプトが違うってのも楽しいじゃないですか(笑)

 しかしもし同社のイーグルみたいに、SPVの一回り大きなレプリカが発売されたら、どーするかっていうと……

 正直、購入は厳しいよなぁ……(置き場所、および値段的にさ)




2005年12月19日(月) 


   


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