“プラスティックの中の未来”、または“ラジオ・スターの悲劇”という名のこのアルバム――
確かにエレポップ界隈において、1〜2を争うほどの超歴史的名盤である。
悔しい話だがキャプテン・センシブルの信者であるワタクシでさえ、その事実は全く持って否定しようがない。
世間に対する認知度といい、実際の聴く気持ちよさといい、そして音楽的なマニアックさといい、なんか殆ど奇跡みたいなアルバムなんだよな。
トレバー・ホーンがこのアルバムの後イエスに加入して、更に出戻って制作された次のアルバム“モダン・レコーディングの冒険”もかなりの傑作なのだが、こちらは本アルバムほどの輝きは保持してなかったりする。
やはり様々な諸条件が、神懸かり的にかみ合って出来上がった作品だとしか思えん。
良く出来た商業ポップといえば、のちにホーンがプロデュースするフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの“Welcome To The Pleasuredome”も、同様に奇跡的な名盤である。
で、やはりバグルスと同様に次の2ndアルバムで地味に良いモノを発表し、活動を休止するというパターン(笑)
一度キャッチーなモノを極めると、やはりどうしてもソコから逃げ出したくなるのが、ポップミュージシャンのサガなのかね。
商売を意識するのが嫌になるとも察せられるが、そんな心根だけでコレほどのサウンドが創り出せるとも思えんしの。
まぁ同じ事をダラダラとやって、早々に飽きられるよりも潔いとも言えるか。
それにその唯一性〜瞬間性があるからこそ、この“ラジオ・スターの悲劇”がエレポップの歴史的名盤として未だ燦然と輝き続けているのかもしれんし。
ポップとはさほどに繊細で脆く、それでいて刹那的なモノなのであろう。
〜というか、“天才”を感じさせるミュージシャンがポップ界隈に一際多いように思えるのも、これまた事実なんだよな。
何はともあれ、必聴!
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